美容師研鑽ブログ

お客さんとの話題づくりのために日々、幅広くニュースをチェックしています。折角なので自分の意見もブログでまとめていきたいと思ってます!!

社会人は学生時代よりも勉強が大切です。

学生時代の勉強は「覚える」ことが中心でした。試験も「どれだけ覚えているか」を競うものでしかありませんでした。しかし、社会人になりますと勉強とは「覚える」ことではありません。考えることです。考えて初めて勉強したことになります。
ですが、矛盾することになりますが、社会人の勉強とはたくさんのことを「知る」ことです。しかも単に「知る」だけではなく「心」と「身体」で「知る」ことです。学生時代はまだ子供ですから「覚える」ことで済みましたが、社会人は大人ですから「覚える」だけでは勉強したことになりません。強いて言葉にするなら「身につける」です。「身につけて」初めて勉強したことになります。
「身につける」には体験することが必要ですが、人間の身体は一つしかありませんから、体験するのにも限界があります。そこで必要になってくるのが読書です。読書の素晴らしいとことは体験したかのように感じることができることです。もちろんできる限り体験することでその体験の延長線に読書があります。単に読書するだけでは学生時代の「覚える」勉強と同じです。繰り返しになりますが、「覚える」勉強は「身にきません」。
大人でも勉強をすることによって成長をします。年齢が30才、40才、さらに50才になったからといって大人になるわけではありません。それは単に年齢を重ねているに過ぎません。年齢を重ねることと成長をすることは別物です。成長していない大人は未来の大人に対して責任を負うことができません。「できません」というよりは、おそらく責任を感じることさえできなはずです。なぜなら、わからないからです。
昔からよく言われる例ですが、赤ちゃんに熱いヤカンを注意するときに、「これは熱いからさわっちゃだめ」と言ったとことで意味は伝わりません。「熱い」ことを実感として理解できていないからです。ですから、最初に少し触らせて「熱い」ことが「危険なこと」と理解させることが必要です。それと大人の勉強は似ています。どれほど知識を詰め込んでもそれを実感する感性がなければどれほど本を読んだりしても体験をしても意味がありません。大切なことは実感する感性を身につけることです。そのためにはたくさんのことを体験しながら読書をして自分で考えることです。そして、それを繰り返すことです。
悲しいことに人間はすぐに忘れることがあります。確かに「忘れること」ができるので人間は生き続けることができます。その点では長所ですが、忘れることは短所でもあります。過ちを繰り返さないためには大切なことは忘れないことが大切です。