美容師研鑽ブログ

お客さんとの話題づくりのために日々、幅広くニュースをチェックしています。折角なので自分の意見もブログでまとめていきたいと思ってます!!

給食の異物混入と食べ残しのニュース

神奈川県大磯町の2つの中学校で給食が「おいしくない」からと、大量に食べ残されているとニュースで話題になっています。ニュースで紹介されている給食の画像はほとんどに手がつけられていないものから、少数ながら完食されているものもみられます。当初の報道では、生徒たちの間で、みんなが食べ残すので食べにくいという意見や自分は完食していたという意見もありました。メニューにも特に問題あるようなものもなく、最近の子どもは偏食が激しいからという印象も持たれましたが、以前からこの給食には異物混入があったとニュースで取り上げられ問題になっているのです。虫や髪の毛、プラスチック片など、1年半の間に約84回の異物混入があったというのです。これだけ多ければ、生徒たちの食欲が無くなるのもうなずけます。不思議なのは、これだけの回数の異物混入があったのに関わらず、保健所に通報せず問題になっていなかったことでしょう。異物混入だけでなく、生徒たちの給食への感想は、「臭いが強烈で食欲がなくなる」、「味が薄すぎたり、濃すぎたりする」など、さまざまです。この学校の給食は校内では作られず、コストを抑え経費が削減できるデリバリー方式が採用されています。民間の給食業者の施設で作った給食が、1時間以上の時間をかけて配達されているのです。そのため給食が冷たいことも、美味しくない原因のひとつと言われていますがこの業者は大磯町だけでなく、相模原市の給食でも混入事件が発覚しています。そしてこの業者による給食の異物混入は、ほとんどが原因不明とされているのです。この事件のニュースで大磯町の町長が、「原因が究明されるまでは業者を変更しない」と、コメントしたことで、きな臭くなってきました。一般的に異物混入事件が発生すると、各メーカーは異物が混じっている食品を回収し、原因が究明されるまで販売停止などの措置を取ることがほとんどです。町の対応は常識的に考えて、異常に見えてしまうのです。気の毒なのは原因が分からないまま、給食を食べ続ける生徒たちです。学校では給食を食べたくない生徒には、弁当の持参も認めたということですが、家庭の負担もバカにならないでしょう。原因が究明されるまで、このニュースは注目を集めそうです。このニュースで気になるのが、ほとんどの生徒が食べ残した残飯だらけのトレーの1つだけがきれいに完食されていたこと。食べ物は残さないと教育が徹底されているのか美味しいと感じて完食したのか、きれいに食べた生徒の感想が聞いてみたいものです。